単発利用?継続利用?どちらが良いの?
- aismileheart
- 2025年12月23日
- 読了時間: 8分
更新日:2月14日

皆さんから質問されることも多い
「心理カウンセリング(セッション)の利用は、単発利用と継続利用どちらがいいの?」について。
カウンセリングは医療行為ではないため、保険適用となりません。
そのため、カウンセリングを受けたいと思い、いざネットで探してみると、料金も比較的高く感じてしまう方も多いと思います。さらに、カウンセラーの経験やキャリア・専門性や得意とする専門分野、アプローチ方法、設備環境などによっても料金は高額になることもあります。
(反対に低価格なカウンセリングサービスを提供している場合もそれなりの背景があります)
ですが、メンタルの不調やカウンセリングを必要としている人の多くは、金銭的にゆとりがない方も多く、カウンセリングは受けたい(継続したい)けれど金銭面が大きなハードルとなり現実問題として目の前に立ちはだかることも少なくありません。
そんなとき、選択肢として考えられるのが、
市区町村の公的・無料相談窓口
保健所・精神保健福祉センターの無料相談
学校や勤務先に配属されているスクールカウンセラー、産業カウンセラーに無料相談
自治体の福祉センターやオンラインサービスで無料相談
大学院と提携したカウンセリングルームで低価格で研修生に担当してもらう
対面カウンセリングよりは低価格な電話/オンラインカウンセリングを利用する
心療内科、精神科で保険適用の治療を受ける
低価格のカウンセリングサービスを提供しているカウンセラーへ相談する
が、多いかと思います。
私自身、中学3年生のときに最初は教育委員会経由で学校に配属されたスクールカウンセラー(東京から派遣された臨床心理士)を利用し、中学校卒業後は同じ先生と個人契約し、中学3年生の冬頃からトータル週1回を数ヶ月間→月1回→数ヶ月に1回→必要なときに受けるの経過を辿り、約3年程カウンセリングを継続的に受けていたことがあります(私の場合、トークカウンセリングのみ)。
なので、カウンセリングにかかる費用の重みも、お子様の利用の場合は親御さんにかかる金銭的な比重も多くあることは十分理解しています。
だからこそ、継続利用と金銭的な問題に関しては、正直葛藤する感情もあります。
これはあくまでも私の例ですが、私自身、そして私の両親は、あの頃のカウンセリング料金(我が子への投資)は、かけた金額以上の価値があったと心底実感しています。
少し前置きが長くなりましたが、以上も参考材料として「心理カウンセリング(セッション)の利用は、単発利用と継続利用どちらがいいの?」の私、そしてAismileheartの考えは、
心理カウンセリングやセッションの利用は、単発でも一定の効果は期待できます。
しかし、根本的な問題解決や自分自身や人生全体の変革を目指す場合は、やはり継続的なセッションがより効果的であり、必要なことが多いという考えです。
これは、継続利用を強要するという意味ではなく、
単発利用と継続利用では、目的や目指すゴールが異なるということです。
カウンセリングを受けることが負担になり、更に自分や家族の首を締めるような選択にだけはなって欲しくないと思っています。(この点は行政にも策や協力を正直お願いしたいところです、、)
【単発カウンセリングの効果と特徴】
1. 即時的な心の負担軽減
誰かに話を聞いてもらうことで、感情を吐き出し、心がスッキリする効果が期待できます。
2. 問題の整理
混乱していた悩みや状況を客観的に捉え直すきっかけになります。
3. 緊急時の対応
不安やストレスが強い緊急時に一時的なサポートとして有効です。
4. 金銭的・時間的制約の軽減
1回で完結するため費用や時間を抑えられます。
5. 特定の悩み・具体的なお悩みに有効
特定の小さな悩みやすぐに解決したい具体的な問題に向いています。
6. 時間内に対応できるアプローチツールは1~2個
1回のセッション時間内で対応可能なアプローチやワーク数は限られます。
【継続カウンセリングの効果と特徴】
1. 信頼関係の構築
カウンセラーとの間に信頼関係が築かれることで、初回では話しにくかった深い内容も安心して話
せるようになります。
2. 自己理解の深化と変革
自己認識を高め、感情のコントロール方法を学び、思考の癖(考え方や行動パターン)を修正してい
くことで、自己理解が深まり、人生全体の変革につながります。
3. 根本的な問題解決
悩みには様々な要因(性格、価値観、過去の経験、対人関係など)が絡み合っていることが多く、
継続することでこれらの深い部分を掘り下げることができます。
4. 症状の緩和と再発防止
トラウマなど複雑化かつ困難な症状に対し、時間をかけてホリスティックに対処することで、改善と
再発防止効果が期待できます。
5. 時間と費用がかかる
一般的に隔週または月1回程度の頻度で受けることが効果的とされていることから、一定期間続ける
ことで効果を実感しやすくなりますが時間と費用がかかります。
6. 多彩なアプローチやワークなどを活用し様々な角度から本質を捉えられる
継続で利用することにより様々な角度から自分自身や起きている事象を捉え、気付きや共通点が生
まれやすくなります。
【その他、継続利用することによる効果は多岐に渡ります】
自分の考え方や体験経験をカウンセラーに詳細に伝えられ共有できる
自身の心や身体の変化に気付き、都度心身の状態に応じたサポートが受けられる
カウンセリング後の行動や出来事、結果を一緒に振り返れる
スモールステップを重ね、都度結果をカウンセラーに共有できる
他者理解が深まる
安心感が生まれる
コミュニケーション力、表現力の向上
チャレンジ意欲が湧く、モチベーションの維持
自分らしさの確立
自己成長、自己実現を促す など
カウンセリングは大きく分けて「初期」「中期」「後期・メンテナンス期」があります。
そして、継続する過程でクライアントの状態や理解が深まるにつれて、カウンセリングの目的や役割が段階的に変化していきます。一般的な悩み解決(対処療法)から、自己理解や生き方の変容(根本解決・自己成長・自己実現)へとシフトしていきます。
セッションを重ねるほど「自分自身に必要なこと」や「利用する目的/役割」が変化するのです。
実際にAismileheartを利用されるクライアントのケースをみても、
お悩みやその方の心身の状態・状況・段階により、セッション回数は、単発、数回、数十回、年単位と継続期間(セッション間隔)は人それぞれ、ケースにより異なります。
人によっては、話すことが苦手、人見知り、初対面での自己解放に抵抗があるなど、1回のカウンセリング(セッション)だけではスッキリした感覚、手応えさえ味わえない場合、初回のご利用から数日経って手応え(気付き)を自分なりに整理できるというケースもあります。
そして何より大事なことは、
心理カウンセリング(セッション)を利用する際の「クライアントの意識」です。
カウンセリングの主な目的は、
ご相談内容について指示や解決策(アドバイス)を提示するこではありません。
カウンセラーは、受容・共有・傾聴などの専門的アプローチを通して、
クライアント自身が自分自身と向き合い、内面から解決する力(自然治癒力)を引き出すサポート役(伴走者)です。
カウンセリングを利用される方の中には、時に「私どうすればいいですか?教えてください」と仰る方や、カウンセラーが何か与えてくるものというスタンスで、すぐにハッキリする、目に見えて分かるような回答を求めてカウンセリングを受けられる方がいらっしゃいます。
現状が辛く、自分でもどうしたら良いのか分からなく、外側に答えを求めてしまう気持ちもよくわかります。しかし、カウンセラーは必要に応じて専門的な知見に基づく提案や情報の整理(助言)を行うことはあっても、基本的な指示はしません。なぜなら、答えはあなたの中にあるからです。
その答えを見つけるには、複雑な内容であればあるほど、1回のセッションだけでは見いだせないこともあります。
クライアント自身がそこに気付けていない状態、終始そのスタンスの場合は、初回のご利用だけでは手応えはほぼ得られずにお帰りになるケースもあります。
カウンセリングに来られる方の多くは、直近の問題をきっかけに、実は背景に複雑化したお悩みを抱えていることが多くあります。
そのような場合、カウンセラーも限られた時間の中で精一杯クライアントに向き合いますがクライアントの状態をすべて把握するのには限度があります。
またクライアント自身も、自分の話したいことやこれまでについてを1回のセッションですべて話しきったという人は、私はまだ出会ったことがありません。
今一度言います。




コメント